夫の転勤に伴い、人生初の超遠距離引っ越しイベントが発生しました!
大学進学や同棲などで引っ越しの経験は何度かあるものの、子どもが生まれてからは初めてです。
子どもたちが小学校や幼稚園に行っている間にコツコツと荷造りを進めていますが、引っ越し準備ではたと手が止まってしまったのは絵本の梱包。
段ボールの中身が輸送中に動いてしまわないよう、隙間なくきっちりと詰めることを心掛けていたので、大きさバラバラな絵本をどう詰めたら良いのかわかりませんでした。
当記事では、私と同じように引っ越しの荷造りで絵本の扱いに悩んでしまった方へ、ぬいぐるみを使った絵本の梱包方法を紹介します。
絵本の引っ越し荷造りは難しい!

引っ越し準備で本を梱包する際の基本的なコツは次のとおり。
- 100サイズ程度の小さな段ボールに入れる
- 詰め込みすぎず、自分で持ち運べる重さを目安にする
- 平積みにして入れる
- 立てて入れる場合は背表紙を下に、あるいは地面と背表紙が垂直になるように
- 緩衝材などで隙間を埋めて固定する
絵本も同じです。が、新書や単行本のようにはいかない部分もあります。
絵本の梱包が難しい理由①大きさがバラバラ

隙間なく詰めるには、本の大きさは同じものを揃えるのが定石です。
しかし、絵本の場合、大きさが揃うことの方が少ないもの。
横長だったり、縦長だったり、ポケットサイズだったり図鑑サイズだったり、正方形や長方形、そもそも四角形ではないことも!
同じシリーズなど、ぴったり同じこともあるにはあるのですが、ざっくばらんに集まった我が家の絵本たちは、そうそうぴったり重なってくれません。
また、平積みで梱包するのが一番傷みにくいと言われていますが、絵本の大きさによっては立てた方がうまく収まる場合もあります。
絵本の組み合わせ次第で、段ボール箱の中へどう入れたら良いのかが大きく変わってきてしまうのです。
絵本の梱包が難しい理由②1冊1冊が重い
大型の絵本はもちろんのこと、単行本と同じくらいの大きさでも、表紙や中のページの紙に厚みがあるため、絵本の方が重くなります。
段ボール箱へ入れる目安は、「何冊まで」ではなく、「自分で持ち運べる重さかどうか」です。
1冊1冊が重い分、段ボール箱へ入れられる冊数も限られてしまい、隙間が大きくなってしまうのです。
ならばより重たい大きい絵本と、軽めの小さい絵本を組み合わせて重さを調整すれば良い……というわけでもなく、それはそれでサイズ違いによる隙間に悩まされることになります。
絵本の梱包が難しい理由③隙間ができやすい
前述のとおり、大きさや重さなどの理由で、どう組み合わせても隙間なく詰めることが難しい絵本。
どうにもならない隙間は、緩衝材で埋めてしまうのが一番です。
しかし、プチプチなどの緩衝材で埋めきるには隙間が大きすぎてもったいない!
かといって、緩衝材代わりに柔らかいタオルや衣類などを他の部屋から持ってくるのは、複数部屋のものが混ざって荷解きが大変になりそうです。
同じ部屋にあるもの……ならばおもちゃはどうでしょうか?
いえ、段ボール箱の重さももう限界なので、重みのあるおもちゃは入れられません。

どうしたらいいのー!
家じゅうの絵本を広げて、どう組み合わせたら隙間と重さがちょうどよくなるのか、とっかえひっかえパターンを考えて考えて、やっとこさ辿り着いた結論は、「ぬいぐるみに助けてもらおう……」でした。
絵本の引っ越し荷造りのやり方
それでは、実際に我が家が行った梱包方法を紹介します。
絵本の梱包で用意するもの

- 100サイズ程度の小さな段ボール
- 絵本(自分で持ち運べるくらいの重さ)
- 梱包用フィルム
- ガムテープ
- ぬいぐるみ
段ボールは、ガムテープで底面を十字に貼り止めておきます。
大きさは100くらいを目安に。引っ越し屋さんの指示があればそれに従いましょう。
今回、梱包用フィルムはダイソーのものを使いましたが、たくさん使う場合はハンディラップがおすすめです。
引っ越しの荷造りのほか、普段の古紙回収時に段ボールや新聞紙をまとめるのにも使えますよ。

絵本の梱包①同じシリーズものを一つにまとめる

同じシリーズで大きさの揃った絵本は、梱包用フィルムで一つにまとめておくと塊で考えられるので便利です。
立てて入れても、ずれたり倒れたりする心配が減ります。

絵本の梱包②バラバラなものは大きいものから平積みに

大きさのバラバラな絵本たちは、図鑑のような大きな絵本から、だんだん小さくなるようにして平積みに入れていきます。
大きな隙間は最後に埋めるので、「あとはここさえ埋めれば動かない」というところを目指します。
最初にハンディラップでまとめたシリーズ絵本は、立てて隙間埋めに使いました。
立てて入れる場合は、背表紙を上にしないように注意しましょう。
絵本の梱包③ぬいぐるみで隙間を埋める

絵本と同じ場所にあって、柔らかくて、大きさの調整が効いて、重たくないもの!
ということで、隙間を埋める役目はぬいぐるみたちにお願いすることにしました。
むぎゅむぎゅと隙間に挟まる姿は若干かわいそうですが、動かないように詰めた方が絵本のためにもぬいぐるみのためにもなります。
ぬいぐるみ自体が軽いので、絵本も10kgぎりぎりまで入れることができました。
ぬいぐるみについている金具やボタンが絵本にあたると傷んでしまうおそれがあるので、ぬいぐるみを入れる向きには注意しましょう。
【まとめ】絵本と一緒にぬいぐるみも梱包して解決!

いただきものや、お気に入りも多い絵本。
新居でも楽しんでもらうため、荷造りの段階から大切に扱いたいものです。
隙間なく梱包するのに頭を抱えてしまいましたが、
上記2点を抑えれば、大変な絵本の引っ越し荷造りもさくさく進みますよ!
なお、絵本と一緒に梱包するぬいぐるみは、子どもが普段遊んでいないものを選ぶようにしてください。梱包し終わってから「あの子がいない!」と大騒ぎになる可能性があります。
「みんなみんな手持ちで新居へ移動したい」と言われると困ってしまいますが、そんな時は親子で一緒に荷造り作業をするのがおすすめ。
「大切な絵本を頼んだよ! 新しいおうちでまた会おうね!」
と声をかけて気持ちを切り替える時間を作ってあげると、子ども心にも納得感が出るかと思います。
終わりの見えない梱包作業はまだまだ続きますが、頑張ってまいりましょう!