赤や青などの鮮やかな色に比べて、とかく余りがちな茶色の折り紙。
我が家の折り紙箱の中を覗いてみたら、薄いのから濃いのまで、合わせて10枚の茶色が取り残されていました……。
このまま置いておいても増え続けるだけなので、茶色を活かした折り紙遊びに使いたい!
そこで今回は、茶色の折り紙で作れるものを8種類集めました。
3歳くらいのお子さんから、大人も一緒に楽しめるものを探しましたので、親子で一緒に折り紙遊びをしながら茶色の折り紙を消費しちゃいましょう!
なお、無彩色、特に黒色の折り紙については、こちらの記事をどうぞ。
→折り紙の黒の使い道は何がある?色を活かした作品作りや遊び方を紹介します
茶色の折り紙で作れるもの|子供におすすめ5選
まずは子供向けのアイデアを5つ紹介します。
①植物(木の実、葉っぱなど)
茶色の実に帽子をかぶったどんぐりや、茶色に染まった落ち葉は、秋にぴったりの茶色モチーフ。
たくさん作って壁に貼ったり、ごっこあそびのお金代わりに使ったりと、ただ折るだけでは終わらない遊び方が膨らみます。
どんぐり
秋にぴったりなどんぐりです。
帽子の部分に横線を描き加えると、帽子っぽさが増しますね。
画像は、右側が動画のとおり15cm四方のまま折ったもの。
左側が、4等分にした7.5cm四方の折り紙で折ったものです(少しだけ難易度が上がります)
くり
こちらも秋らしいモチーフのくり。8回折るだけなのでとても簡単!
コロンとした形がとても可愛らしいです。表情や模様を描くかどうかはお好みで。
落ち葉
とってもリアルに作れる落ち葉。
じゃばらを折るときに、ぎゅぎゅっとしっかり折り目をつけるのがポイントです。
どんぐりやくりに比べるとだいぶ難しかったです!
7.5cm四方の折り紙で作りましたが、15cm四方の折り紙の方が折りやすくなると思います。
最後にはさみを使いますので、お子さんと作る時は十分ご注意ください。
②動物(リス、クマなど)
リスやクマなど、茶色の動物はたくさんいます。
お気に入りの動物を作って動物園ごっこをするのも良いですね。
手足のついた全身タイプは折り方が難しいので、折り紙を2枚使うものや顔だけのものがおすすめです。
リス
15cm四方の折り紙2枚で作れるリスの折り方です。セロハンテープとペンを使います。
顔と体を別々に作るので、工程そのものはとても簡単でした。
色の組み合わせや表情で、いろいろな個性のリスを作ることができますよ。
どんぐりなどの木の実とセットで飾ると、より季節感のある作品になります。
クマ
くま(顔だけ)の折り方です。
口周りの白い部分は丸いシールを貼って、黒いペンで鼻と口を描きました。
耳を丸く仕上げる工程で、細かく折る作業があるため、小さなお子さんが挑戦する場合はお手伝いしてあげるのも良いかと思います。
リス同様、色や表情違いでさまざまなクマを作ることができますね。
トナカイ
クリスマス時期にぴったりな、トナカイの折り方です。
15cm四方の折り紙1枚で、角から体まで作れます! 鶴と同じような折り方の部分もあるので、動画を観ながらゆっくり丁寧に折ってみてください。
赤い鼻は丸シール、目とほっぺはペンで描きました。
③食べ物(クッキー、きのこなど)
茶色の食べ物を折り紙で作れば、いつもとは違った雰囲気のおままごとができます。
たくさん作ってお店屋さんごっこも良いですね。
アイスボックスクッキー
2トーンカラーがおしゃれなアイスボックスクッキーです。
15cm四方の折り紙1枚と、7.5cm四方の折り紙を1枚使います。また、のりが必要です。
お皿に並べてカップを添えたら、素敵なティータイムごっこが楽しめそう!
紹介した動画では、他にも「ジャムクッキー」や「ビスケット」の作り方も教えてくれますので、たくさん作って空き箱に詰めて、クッキー詰め合わせボックスを作るのもおすすめです。
きのこ
丸っこいフォルムが可愛いきのこの折り方です。
「袋になっている部分を開く」のが少し難しかったのと、「5か所の角を少しずつ折る」のが固かったのとが小さなお子さんのハードルになるかなと思いました。
それ以外はとてもわかりやすいので、是非親子で挑戦してみてください!
クロワッサン
層の重なりがリアルなクロワッサンの折り方です。
角度をつけて折り目を作っていくのが少し難しかったですが、最後にひっくり返した時に「ちゃんとクロワッサンだ!」とびっくりしました。
折り紙の色の濃さで、いろいろな焼き加減のクロワッサンが作れそうです。
④貼り絵
ちぎった折り紙を、画用紙などに描いた絵に貼っていく貼り絵。
中途半端に使われた折り紙も活用できます。
上記画像のクマの貼り絵では、線画と一緒に目や鼻など黒い部分も描いてしまいましたが、細かい部分は後から別の紙を貼り付けて仕上げると簡単です。
小さなお子さんの場合は、
・おちば……真ん中に木を描いたものを用意してあげて、周りにランダムに折り紙を貼ってもらう
・らいおん……細長くちぎった折り紙を貼って「たてがみ」を作る
なども良いと思います。
慣れてきたら、自分で描いた線画や、塗り絵用のイラストに挑戦してみましょう!
細かい部分や曲線が難しいところもありますが、絵の具やクレヨンといった道具とはまた違う味わいの作品に仕上がりますよ。
また、こちらの記事では、紙コップなどに貼り付けるやり方も紹介していますので、参考にしてみてください。
→折り紙の切れ端を活用したおうち遊び│簡単カラフルコップを作ろう
⑤美容院ごっこ
細長く切ったりちぎったりした折り紙を、髪の毛に見立てて紙コップに貼り付けます。
ペンで表情を描けばお客さんのできあがり。
ハサミで実際にヘアカットできる美容院ごっこが楽しめます。
茶色の折り紙で作った髪の毛にクルクルとウェーブをかければ、お姫様気分満点!
薄い色や濃い色を組み合わせて、素敵なヘアスタイルにしてみてくださいね。
詳しい作り方は、こちらを記事をどうぞ。
→手作り美容院ごっこ│はさみを使ってヘアカット!紙コップと半端な折り紙で作れるよ
茶色の折り紙で作れるもの|大人におすすめ3選
落ち着いた色味の折り紙は、大人の小物にもぴったり。
手軽に生活の中へ取り入れられる折り紙の使い道を、3つ紹介します。
①コインケース
小銭はもちろんのこと、薬やヘアゴムなど、小物を入れておくに便利なコインケースです。
お賽銭に使う5円玉だけ別にしておきたい時など、ちょっとした時の小銭入れとしても使えます。
可愛らしい色の折り紙で作るのも良いのですが、茶色の折り紙では革製品のような雰囲気が出て大人っぽい印象になります。
私には少々レベルが高く、後半は一時停止のオンパレード!
Youtubeの設定で、再生速度を0.75~0.5くらいに落としてじっくり取り組んでみてください。
②フレーム
折り紙4枚で作れるフレーム(額縁)はいかがでしょう。
茶色で揃えても良いですし、茶色と他の色とを組み合わせても素敵です。
ベースが茶色ならポップにならず、他の家具などとも調和しやすいので、手軽に生活の中に取り入れられますよ。
部品そのものは簡単に折れましたが、組み合わせる向きがよくわからなくて四苦八苦しました。
コツさえ掴めれば、ピシッとしたきれいな正方形のフレームが作れます。
中に台紙を挟むのが難しかったので、画像のように壁にフレームを貼り、その内側の壁に直接作品を貼り付けました。
フレーム自体が軽いため、マスキングテープで簡単に飾ることができます。
正方形に切った写真や、子どものイラスト、折り紙作品を素敵に縁取ってくれますよ。
③メモ用紙
最終手段はメモ用紙に使うこと。裏面が白い折り紙は、メモ用紙にぴったり。
茶色に限らず、余ってしまった他の色も一緒に使えます。
半分に切って長方形にし、ダブルクリップで留めて「メモ帳」にして使うのが便利です。
我が家では、小1の娘が計算ドリルを解くときの計算メモに使っています
【まとめ】茶色の折り紙でいろいろなものを作ろう!
余りがちな茶色の折り紙ですが、思った以上に様々なものが作れます。
単に折り紙を折っておしまいではなく、作ってからごっこ遊びをしたり、季節の飾りとして楽しんだりできるものばかりです。
おうち遊びの一つとして、家族みんなで挑戦してみてくださいね。