子どもたちの寝かしつけが終わって、家事がひと段落して、ようやく一息つける、そんなとき。
ついついスマホを手に取ってぼーっと画面を眺めていたら、思った以上に時間が溶けていた……なんてことありませんか?

XとかInstagramとか、永遠に見れちゃいます
せっかくの自由時間。スマホで時間を溶かすのも良いけれど、どうせなら有意義に過ごしたいですよね。
そこでおすすめなのが、「手芸」を趣味にしてみること!
道具と材料さえ揃ってれば、スキマ時間でもパッと物作りが始められます。
手を動かして作ったオリジナルの作品は愛着もひとしおです。
でも、不器用だから続けられるかわからない……
そんな不安もあると思います。
私も針と糸を使った作業は苦手なので、何か作ろ!と思い立っても、いきなり本格的な道具や材料を揃えて挑む勇気がありません。
そこでこの記事では、不器用さんでも楽しめる、お金をかけずに始められる手芸を10個紹介します。
家にあるものや100円ショップで買えるものを使って、気軽に手芸を始めましょう!
お金をかけずに手芸を始める方法

続くかどうかわからない趣味の材料や道具に、いきなり高額なお金を使うのは気が引けますよね。
手芸を始めるにあたり、初期費用を抑える方法を紹介します。
①家にある不用品を材料にする
古着や布切れ、空き瓶、紙袋など、捨ててしまう予定のものを材料として再利用する方法です。
特に、サイズアウトした子供服。捨てるに捨てられず、ずっとしまい込んでいませんか?
パッチワークでリメイクしたら、お気に入りの柄がたくさん並んだパネルやブランケットも作れます!
思い入れのあるものをリメイクして使うと、また目に入るところに飾ったり使ったりすることができるのが嬉しいですよね。
②もともと持っている道具を使う
特別な道具がなくても始められるのが手芸の魅力。
針や糸、カッターやノリなど、もともと家にある道具を使って手軽に始められます。
最初は手持ちの道具で始めて、だんだん揃えていくのがおすすめです。
③100円ショップで揃える
道具や材料、収納ケース、練習キットなどなど、100円ショップの手芸コーナーにはたくさんの商品が並んでいます。
特に私が好きなのはダイソーとセリア!
何を作ろうかと目移りしてしまうほど、手芸コーナーにはいろいろな材料や道具が集まっていて、見ているだけでもわくわくしますよ。

ものによっては使いづらかったり、値段相応の質だったりして、かえって作りにくくなってしまう場合もあるので気を付けて。
④作り方は家で学ぶ
カルチャー教室などもありますが、いきなり申し込むのはハードルが高いもの。
まずは本や動画を観ながら家でやってみましょう。
図書館で探してみると、縫い方などの本がたくさん見つかります。
気に入った図案があったら、購入してじっくり見ながら取り組むのがおすすめです。
写真だけでは工程がわからないという時に便利なのがYouTubeやInstagram。
いろいろな方が作り方の解説動画をあげてくれているので、モチベーションアップにも役立ちます。
初心者でも作れる!お金のかからない手芸10選
材料や道具が揃えやすく、不器用さんでも取り組みやすい手芸を紹介します。
①刺繍

日本で刺繍としてメジャーなフランス刺繍。
無地のTシャツやハンカチなどにワンポイントとして入れれば、普段使いのものが一気にオリジナルグッズに早変わり! 子どもたちの好みのキャラクターを刺してあげるのもワクワクしますね。
基本的な材料や道具は100円ショップで揃います。
私が特におすすめなのはセリア。

画像のような練習キットがたくさん用意されていて、お好みの技法や柄を練習することができるのです! 練習キットを見るだけでテンションが上がってしまいます。

結局、その日売り場にあったシリーズを全部買ってしまいました
なお、100円ショップの糸は絡みやすいという口コミもあるので、糸だけは大手メーカーのものを使うとやりやすいかもしれません。

②クロスステッチ

刺繍の一種で、布の織り目に対してバツを描くように糸を交差させるのが特徴的。
縫い目を間違えなければ見本通りに作れるので、初心者におすすめの刺繍です。
ドット絵のような可愛らしい印象の作品に仕上がります。
クルミボタンやポーチに仕立てるも良し、パネルにしてフォトフレームに入れるも良し。
ハロウィンやクリスマスなど、季節のモチーフを飾るのにもぴったりですね。
こちらも、基本的な材料や道具は100円ショップで揃えることができます。
③刺し子

刺し子(さしこ)は、日本に古くから伝わる伝統的な刺繍です。
一定の間隔でまっすぐ縫い目を入れていくのが基本なので、時間を忘れてチクチクできます。
ふきんやコースターなどの実用的なものが完成したら、実際に使って生活のお気に入りを増やしていきましょう。
あらかじめ布に図案が印刷されたものから始めると手軽です。
ダイソーには「刺し子布」という商品名で販売されています。異なる柄のコースターを2枚作ることができますよ。
④こぎん刺し

津軽地方に伝わる刺し子の一種。美しい幾何学模様を描きます。
クロスステッチのように布の織り目を数えながら縫い進めていくため、目の数を間違えないようにすれば初心者でも作品作りができます。
クルミボタンやコースターなど、小さな作品からチャレンジしてみましょう。
柄の組み合わせで印象が変わるのが魅力の一つ。
慣れてきたら、ぜひオリジナルの図案を考えてみてくださいね。
⑤つまみ細工

針や糸にどうしても抵抗がある人におすすめなのが、和の小物が作れるつまみ細工。
正方形の布をつまんでボンドや糊でとめ、小さな花びらをたくさん作ってまとめたものが一つの作品となります。
ピンセットを使うなど、細かい作業は多くなりますが、小さな花びらが一つの花になった時の達成感はひとしお!
七五三など、子どもの晴れの日に自作の和小物を用意できたら素敵ですね。
⑥毛糸ポンポン

指や器具に毛糸をぐるぐる巻いて真ん中を縛り、輪っかの部分をカットして作ります。
ニット帽などのてっぺんに飾りとしてついているのがよく見る毛糸ポンポンですが、この毛糸ポンポンを使って作品作りをすることができます。
一番作りやすいのがストラップ。真ん中を縛った紐に丸カンをつけて紐を通せば、お好みの色のふわふわストラップが完成します。
耳や目をつけてぬいぐるみ風にしたり、ハロウィンやクリスマスなどの行事カラーで気分を盛り上げましょう。
⑦パッチワーク

さまざまな色や柄の小さな布を縫い合わせて、一枚の大きな布に仕立てる手芸です。
基本はまっすぐに縫い合わせるだけ。
家にあるはぎれや着られなくなった服の切れ端などを活用すれば、初期費用をほとんどかけずに始められます。
お気に入りの布地を再利用でき、目の届くところに飾れるのが嬉しいですよね。
コースターやポーチなど小さなものから始められるので、不器用さんでも安心。
色や柄の組み合わせを考えるのも楽しいですよ。
⑧羊毛フェルト

専用の針でふわふわの羊毛を刺し、繊維を絡み合わせて好きな形に固めていく羊毛フェルト。
ひたすらチクチク刺す作業で無心になれます。
動物やキャラクターなど、かわいらしい立体作品を作ることができます。
人によっては少し不格好になってしまう場合もあるようですが、そんな個性も魅力の一つ!
必要な道具は、羊毛、専用の針、作業用のマットの3つだけ。
これらは100円ショップでも手に入り、キットも販売されているので、お金をかけずに気軽に始められます。
⑨編み物

編み物は、毛糸と編み棒やかぎ針を使って、セーターやマフラーなどの作品を編んでいく手芸です。
編み棒の使い方が難しく感じるかもしれませんが、指だけで編んでいく指編みなら、道具は一切必要ありません。毛糸さえあれば、思い立ったときにすぐに始められます。
画像は、当時小学1年生だった娘が夢中で編んだ指編みのマフラーです。
マフラーというには少し細っこいのですが、人形遊びにはぴったりなサイズ。
もっと長く編んでいけば、子どもがぐるぐる巻いて使えるマフラーにもなります。
この指編みマフラーの材料は、ダイソーの「あむころMOLE YARN・ファンタジックピンク」のみ。
太めの毛糸を使うのがコツです。
さまざまな色があるので、お気に入りを探してみてくださいね。
編み棒やかぎ針を使った編み物に挑戦する場合は、コースターやシュシュ、小さなポーチなど、まっすぐ編むだけでできる簡単な小物からチャレンジしてみましょう。
⑩ビーズアクセサリー

テグスやワイヤーに色とりどりのビーズを通して、ネックレスやブレスレット、ピアスなどを作ります。
画像は、実際に私が初めて作ったビーズの指輪。
自分の結婚式のウェルカムスペースの装飾用でした。飾り用なのでサイズも何も考えておらず、ぶかぶかのゆるゆるですが、丸い形が組みあがった時は感動すら覚えました!
必要な材料はビーズと糸(テグス)やワイヤー、そして作品によっては留め具など。
100円ショップで手軽に集められます。画像の指輪の材料も、すべてダイソーで買い揃えましたよ。
慣れてくると、ビーズを編むようにして複雑な模様を作ったり、他の素材と組み合わせたりすることもできます。
シンプルだけどキラキラしたアクセサリーは、身につけるだけで気分が上がりますね。
自分用にはもちろん、家族や友人にプレゼントするのもおすすめです。
【まとめ】お金のかからない手芸を趣味に楽しもう

今回紹介した手芸は、特別な道具がなくても始められるものばかり。
家事や子育ての合間に少しずつ、自分のペースで楽しめますよ。
スマホを見る時間も良いけれど、自分の手で何かを作り上げる時間は、また違った充実感や達成感を与えてくれます。
低予算で始められる手芸で、充実した「自分時間」を過ごしてくださいね。


