洗った食器を置いておける水切りかご。
自然乾燥すれば、食器を拭く手間を省けてとても便利ですよね。
一方で、湿気がたまりやすいため、水垢やピンクぬめりに悩まされます。
常に食器が入っていて、水切りかごを掃除するタイミングもなかなか掴めず、衛生管理に苦労する方も多いはず。
インターネット上には、水切りかごの必要・不要論があふれています。
水切りかごを使っているけれど、管理が面倒だからいっそやめてしまおうか。
でも、やめたらやめたで不便そう……
何か良いアイディアはないものかお悩みの方へ、我が家の使い方を紹介します。
名付けて「水切りかごON/OFF作戦」です!
水切りかごはやっぱり必要!
私は、かご撤去に踏ん切りがつかない「かごあり」派です。
水切りかごを使うデメリット・使わないデメリット
水切りかごに対する悩みは、使う場合も使わない場合も存在します。
我が家に水切りかごが必要な理由
こちらが我が家のキッチン。築35年強の社宅で、良くも悪くもザ・昭和といった台所です。
作業スペースはシンクの両隣にありますが、調理時に使うのは向かって右側の広い方。
左側のスペースは、水切りかごと調味料ラックで埋まっています。
仮に水切りかごを撤去した場合、洗った食器を並べるとしたら左側のスペースになるのですが、幅27cmという狭さゆえ、たくさんのお皿は置けません。
コンロの真横なので、調理中に食器を置いたままにしておくのもはばかられます。
また、私は「なるべく自然乾燥させて拭き上げの手間を省きたい」派です。
「水切りかごを使わないデメリット」の方が大きくなるため、我が家には水切りかごが必要なのです。
我が家の水切りかご
我が家では、5年前に近所の雑貨屋さんで購入したスマートホーム2 ディッシュラックを使用しています。
オーエ|スマートホーム2 ディッシュラック
販売サイトには1~2人用の食器が入ると書かれていますが、我が家は未就学児含めて4人家族で使用しています。
調理しながら調理道具を洗い、食事後に食器類を洗う、など順番や水切りタイミングの工夫をすれば、大きな食器やたくさんの小皿があっても間に合います。
ステンレス製と比べて、耐久性や防カビ性に難ありと言われるプラスチック製。
さすがに色は少しくすんできたかもしれませんが、我が家のスマートホーム2 ディッシュラックは今のところ、破損やカビの発生もなく使用できています。
部品がシンプルで掃除のハードルが低い
スマートホーム2 ディッシュラックの購入に至った一番の理由は、水切りかごの洗いやすさでした。
部品は次の5つに分けられます。
- 本体のかご
- すのこ
- カトラリーケース
- カトラリーケースの仕切り
- 排水ノズル
画像の中で、かごの側面に引っ掛けてある包丁用水切り(手前)と、ボトル用水切り(奥)はダイソーのものです。
ウタマロを水切りかご全体にプッシュして、スポンジでザッとこすればきれいになります。
すのこの穴を洗うのが手間と言えば手間ですが、細かな格子やステンレスの溶接個所を一つ一つ拭っていくよりはだいぶましです。
排水ノズルも平べったい形状なので、スポンジだけで全部すっきり洗えます。
デメリット解決!我が家の水切りかごの使い方
それでは実際に、我が家が水切りかごをどう使用しているか紹介します。
日中:通常通り水切りかごを使用する
水切りかごを使用します。
画像のとおり、かなり積み上げて使っていますが、水切りかごの壁が高いおかげで崩れることはありません。
ダイソーの包丁用水切りは、タッパーのふたや炊飯器の蒸気蓋などの小さなものを置いておくにも便利です。
食器類は自然乾燥させ、次の調理開始前にIKEAのキッチンクロスで残った水気を軽く拭いて片づけます。
水切りかご内の水気は拭き取ることはせず、かごを傾けて排水しきれなかった水を出す程度です。
寝る前:水切りかごはOFF、キッチンクロスで代用
夜、寝る前に最後の洗い物をします。
洗い物は主に、やかん、コップ、子供のマグ、たまに晩酌で使ったお皿など少しだけです。
この時、水切りかごは使いません。
水切りかごや排水ノズル、包丁用水切り等の水気をキッチンペーパーで拭き、すのこは水切りかご内に立てて、一晩乾燥させます。
カトラリーケースの仕切りも分解して、包丁用水切りの中へ。
拭き取るキッチンペーパーは、スコッティファインの洗って使えるペーパータオルがおすすめ。
丈夫なので、水切りかごの水気を拭き取った後、そのままシンク周りの拭き掃除までできます。
一方で、洗ったやかんやマグ類は、シンク右側の広い作業スペースに並べて置きます。
下に敷いているのはIKEAのキッチンクロス。
半分に折ったものを2枚重ねているので、作業スペースまでびしょびしょになることはありません。
朝起きたら、水切りかごを元通りにセッティング。
キッチンクロスの上の洗い物は、新しいキッチンクロスで残った水気を拭いて所定の位置へ片づけます。
敷いていたキッチンクロスはそのまま洗濯機へ入れて完了です。
デメリット解決①水切りかごを乾燥させる時間を作る
水切りかごを使うデメリットである「掃除の面倒くささ」は、長時間水気に触れていることで発生する頑固な水垢やピンクぬめりが要因のひとつ。
水気に触れる時間を短くする=乾燥させる時間を1日の中で作れば、水垢やぬめりが発生する頻度がぐっと下がり、掃除の手間が軽くなります。
水切りかごを使わない時間を作ることがポイントです。
しかし、そうなると「水切りかごを使わないデメリット」が持ち上がってきます。
それを解決するのが「時間を限定した水切りかごなしスタイル」なのです。
デメリット解決②夜だけ「水切りかごなし」にする
水切りかごを使わないデメリットのうち、特に我が家で大きかった「洗った食器を置く広いスペースが必要」な点は、「夜間」という時間の制限を設けることで解決しました。
夜は作業スペースを使わないので、広い方を水切りスペースとして使用できます。
また、寝る前に洗うものの数が少ないため、平置きして崩れる心配もありません。
朝すぐに洗濯に回せば、濡れたキッチンクロスもすぐに撤去できて衛生的。
IKEAのキッチンクロスは大判で薄く、すぐに乾くので助かります。
まとめ
水切りかごを使うか撤去するかの2択ではなく、日中と夜間とで使い方を変える方法を紹介しました。
- 日中:水切りかごあり
- 夜間:水切りかごなし
キッチンの配置や家族の人数、洗う食器の数などなど、条件は家庭によって違うので、ライフスタイルに合うやり方を試してみてくださいね。